2015年のパチンコ内規規制について、ネット上で様々な情報が飛び交っております。
以前も記事にしておりますので、そちらも合わせてご覧頂くと、より理解度が深まるかと思います。
今回は特に、パチンコの内規変更について、わかりやすくまとめてみました。
スポンサーリンク
パチンコ内規とは?
内規とは
特定の組織・団体の内部における規定・規則。当の組織・団体の外部には適用されない。 |
パチンコ機に対する取り決めという意味ですね。
日本遊技機工業組合(日工組)という、パチンコメーカーが加盟している組合内で決められ、保通協という検査機関がその内規に基づき、検査をするという流れで、パチンコの新台は発売されていきます。
パチンコ新内規について
①大当たり確率の下限値の変更
1/400→1/320に変更
(始動口の賞球は3個以上)
フルスペックが単純に甘くなった感じです。
②大当たりの獲得期待値の変更
遊技台の確変のタイプによって違いますが、現行機種より、10~15%の期待出玉がダウンします。
初回を含めない獲得出玉、現行だと最大で8000発に対して、そこから10~15%ダウンです。
約7000発が最大の期待出玉となります。
③大当たり出玉の下限値の変更
通常時の大当たり確率によって、下限値は違います。
仮にフルスペック(1/320)だと、下限値の大当たりは上限の1/3に設定&下限出玉は600発
という条件です。
デジハネタイプだと、1/8くらいまで落としてよい模様。
どちらにせよ、現行のような、出玉無しの大当たりは廃止されます。
④適用開始日
平成27年10月31日以降、上記に該当しない機種は販売できない。
すなわち、平成27年11月以降に出る機械に関しては、これらの条件の台となります。
参照 【遊技通信】
内規変更の目的
・初回大当たりまでの消費金額を抑える
・大当たりの下限を上げることで、遊技機の性能として、獲得賞品総額の期待値が下がる
射幸性を抑制し、のめり込みの防止につなげることが目的として挙げられてます。
初期投資を抑えるとともに、獲得出玉も少なくすることで、安定性のある機械にするということが目的ですね。
確かに現行のフルスペックは波が荒すぎます。
新内規に関しても、射幸性を抑えるということに関しても、のめり込みを抑止という目的に対して、効果的かとは思います。
パチンコ店の動向
パチンコ店の現状を踏まえると、MAXタイプ中心の稼働内容と機種構成のパチンコ店が多くある中、内規変更に伴ってMAXタイプがなくなっていくのは正直苦しいホールが多いと思います。
MAXを中心に粗利を稼いでる訳ですからね。
特に、非等価店においては、換金ギャップによる利益も減る訳ですからなおさらです。
新内規の特徴として、長時間打つ客を対象に、台の安定感を底上げし、より長く打ってもらいたいといった感覚で内規変更をしているかと思うのですが、現実問題、現状のパチンコ店のニーズは、当たらない時があってもいいから、一発の出玉を短時間で獲得したい。
だと思うんですよね。
会社帰りのサラリーマンがMAXに座る理由ってそれですよね。
一発当てて、ある程度まとまった出玉になれば満足。流して帰るといった戦いをしている方も多いのではないでしょうか。
内規変更によって、射幸性を求めている客層が減るのは否めないし、これによってパチンコ店は売上が落ちる可能性が高くなると思います。
回転数で新内規の機種に投資をしてくれればいいのですが、そういう流れになるほど、利益がひっ迫されるのではないでしょうか。
内規変更して序盤はどこのホールも苦しい展開になると思います。
関連記事
- パチンコ・スロット 規制強化に関して
- 当店で、一番の稼ぎ頭はパチンコガンツ。
- 2015年 年末商戦を振り返る
- 最近のゴッドシリーズの扱い方
- 【スロット】ジャッカスチーム ニュースタンダードになるか!?
他のパチンコブログは
↓コチラから!

にほんブログ村
ご意見・ご質問も歓迎しています。
↓お気軽にご連絡くださいませ↓
レオンにメールする
スポンサーリンク
内規変更は楽しみでもあり寂しくもあります。
やはり一撃の魅力ってのは捨てがたいですからねぇ。
今のうちに堪能しときます。
320分の1ですと、私の大好きだった海物語地中海MTBぐらいですかね。
まったりしたスペックで凄く打ちやすかった思い出があります。
まぁでも昨今の釘や交換率を考えるとMAXは明らかに重すぎましたからね。
次の新MAXを楽しみにまちます!
まるおんさん
地中海は私も好きでした。マリンちゃんの歌、名曲ですよね。
私もMAXは好きなのですが、本当に重すぎです。明らかに普通のサラリーマンが手を出せるスペックではないですからね。
パチンコの内規変更は個人的には大賛成ですけど、問題はスロットですね…( ;∀;)
来年にはどうなっているのか、楽しみです。
[…] パチンコやスロットの規制強化も年末に控えてますので、来年くらいには本格的に業界が変革する可能性も大きくあるということです。いろんな意味で注目していかなければなりません。 […]
読んでわかりやすかった。私、今はあまりパチンコはしませんが、と、言うのも、壱に出玉の無い大当たりに違和感を感じてました。こんなのなんでお国が認めるんだろうって?ありゃ詐欺以外のなにものでもありません。でもいつも射幸性を煽って規制、規制のイタチごっこですね。パチスロのビンゴなんてあんなのよく復活して出回ってますよね。ゴッドもそうです。要は特殊契機(フリーズなど)を含めての機械割なんで通常時がつまらない。ジャグラー人気がよくわかります。ジャグラーのBIG1回がGODゲーム1回と同等です。最後に今後のご活躍に期待します。
田中コウタ様
コメントありがとうございます。
私自身も同感で、決してフリーズ待ちのゲーム性は好きではないのです。パチンコも同様ですよね。
ただ、やはり新台や一発フラグが何だかんだ言って強いというのは、市場のニーズがそこにあったりするんですよね。
そこの矛盾って何だろうって結構考えることが最近多いです。
保通協は内規に基づき、検査はしません。基準は風紀法と警察庁の解釈のみです。ただし、内規に反していると警察庁に連絡します。後は警察庁とメーカとの話し合い(ご指導)ということになります。
秋野 空さん
ご指摘ありがとうございます。
私自身も、知識が十分ではない中、記事を書いていることもありますので、今後はそういったことがないよう、努めさせて頂きます。
ご指摘箇所に関しては、修正いたします。
>ご指摘箇所に関しては、修正いたします。
いえいえ、例の飲み友達から皆は保通協のこと完全に誤解しているといつもぐちを聞かされているので、つい反応してしまいました。試験方法はどうであれ、今回の改正?でホールはどうなるのか、こちらもぜひ聞かせて欲しいです。
秋野空さん
いつもコメントありがとうございます。
内規変更に関しては、各所でいろんな見かたがあって、実際にどうなるかというのはわからないというのが現状なのではないかと思います。
ホール視点でいえば、しばらくは【様子見】といったところではないでしょうか。
警察は、いざ検査が始まるとして、その地域で一番目立っているホールから行うでしょうから、地域で2番目、3番目のホールの視点でいえば、1番目のホールがちゃんとした調整になってきたら、うちもしよう。みたいなノリだと考えられます。地域で1番のホールであれば、グループ店の情報なども含めて、警察の動きが目立ってきたら、そろそろちゃんとやろうみたいな感じかと考えられます。
まあ、最近は自主回収など、動きが本格化されてきましたから、ある程度ちゃんとした法人なんかは、シッカリ対策しているというのが直近の現状ではないでしょうか。