『昔はよかった』話③

定番の『週刊アサヒ芸能』を読みながら、待合室でタバコをふかしていると、やる気のない店員が入って来て、番号札の番号で呼ばれる。

4枚の写真の中から私が選んだのは、23歳Fカップの女性である。顔は決して美人とは言い難いが、愛嬌のある笑顔が性格の良さを物語っていると推測したのだ。

しかし、カーテンの奥で待っていたのは、ただの団子だった。

「やはりW60以上はダメだったか。」

心の中で反省をしつつも、部屋に入り、挨拶もそこそこに服を抜いでゆく。

シャワーで体をキレイに洗ってもらい、その後に彼女がイソジンを口に含み、消毒を含めてのご挨拶をしてくれるのは地域性だ。

普通の20歳そこそこの男子であれば、この上なく興奮する瞬間なのだが、そこで私は今日も思うのである。

「また始まった。」

そう、その時の私は完全に風〇に行き慣れていたのである。





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結局その日は、北斗の拳の設定6を閉店まで打ち切り、6000枚の出玉を交換した。序盤は調子がよかったが、終盤にかけてハマってちょっと連チャンの繰り返し。出玉が中々伸びない中、最後の8連チャンに助けられ、その日の稼働を終えた。

稼働を終えた後は近くのココスで旧友と財布の中身チェックとその日の反省会をするのが日課だった。

ちょうど、つつみ焼きハンバーグを食べ終わったその時に旧友が言った。

「そういや昨日、風呂入ってないな。これから風呂行こうよ。」

もちろん彼が言っている風呂というのは、女性のアシストありのお風呂である。

私は大して行きたい訳でもなかったが、断る理由もなかったので、一緒に行くことにする。逆に私が行きたい時は付き合ってもらっていたので、こういう時は大抵断らないことにしていた。

稼働していたホールは繁華街からちょっと離れていたので、お風呂のある繁華街までのんびりとドライブを楽しむ。ケツメイシの『よるかぜ』を聞くと今でもこの情景を思い出す。

繁華街につき、適当な駐車場に車を停める。向かう店は繁華街の外れにひっそりと建っていた。おそらくちゃんとした手続きを踏んでいない感じの店なのだろう。

店に入ると、いつもの店長が迎えてくれる。

「今日どうだった?俺は吉宗にむしり取られたよ。最近全然ダメだ。」

気さくに話かけてくる店長は、そう、今日稼働していたパチンコ店の常連である。

「今日は勝ちましたけど、僕らもダメですよ。最近は。」

なんていう会話が定型文だった。

 

夜の稼働も終え、スッキリした僕らは、団子を私にあてがった店長に対する愚痴を言いながら車に戻っていた。

その道中、ある男が私に声を掛けてきた。

「おー、レオン、久しぶりじゃん!」

 

続く。


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