『昔はよかった』話②

スロット北斗の拳は朝一が重要だ。設定変更をすると、高確移行抽選を行い、設定1で25%~設定6で50%の設定差がある。設定6以外はほとんどが据え置きホールなので、朝一高確の時点で設定6の期待度がかなり上がる。

9時になり、店内の音楽の変化とマイクアナウンスが始まった。

高揚する気持ちを落ち着かせながら、慎重にレバーを叩く。

今日のケンシロウはよく振り返る。ウム。

数ゲーム回したところで青大オーラが出て、今日の勝ちを確信する。ウム。

あとはバトルボーナスでいかに連チャンさせるかだけが勝負だ。

 

実をいうと、初代スロット北斗の拳は、発売当初は人気がなかった。今でこそ、北斗というと、パチンコもスロットもキラーコンテンツにまで成長しているが、初登場のコンテンツと、当時は珍しいCタイプのストック機、DDT打法を無視したリール配列と、いったように、スロットとして見た時に、売れる要素が0の機械だったのだ。

近所のホールでも、5~10台程度の導入が殆どで、大量導入の店舗などなかったのではないだろうか。

継続抽選型のCタイプということもあり、波の荒さもプロ連中からは敬遠され、誰がこんな台を打つのだろうかと不思議だったものだ。

ところが売れた。バカみたいに売れた。今では考えられないくらいに売れた。

5号機しか知らない世代の方は、北斗というと中押しが…といった話をしているが、私が思うに、北斗が売れた一番の要因は、バトルボーナスという継続型のボーナスにCタイプをうまく混合させたのが最大の魅力だと思う。斬新というか、画期的というか、こんな発想をする人間は天才中の天才であり、想像もできないくらい頭が良い人間なのだろう。ノーベル賞を授与すべきだ。





スポンサーリンク

その日ももちろん、夕方ですでに5千枚ほどの出玉を獲得していた。そのホールは夕方と夜に設定発表があり、設定6の台には札が刺さる。案の定、私の台にもその札が刺さる。

夕方で5千枚出ていて、札が刺さった北斗の拳。5号機の感覚なら、それで終わりだろうが、4号機は一味違う。ここから更に万枚伸ばせる瞬発力を兼ね備えているのである。

ケンシロウ様に感謝しつつも、まだ出さねばというプレッシャーを受け、私は一心不乱にレバーを叩く。

足りない。足りないのだよ。北斗の設定6を打って、5千枚出たところで何の武勇伝にもなりはしない。もっと出さねば。最低万枚だ。その為には、例え右手の骨が折れようと、レバーを叩くのみ。

レバーを叩く、

レバーを叩く…

レバーを叩く。

 

その頃の私の生活は、レバーを叩くことを中心に回っていたのである。

 

続く。


関連記事



他のパチンコブログは
↓コチラから!
にほんブログ村 パチンコブログ パチンコ店・店員へ
にほんブログ村

ご意見・ご質問も歓迎しています。
↓お気軽にご連絡くださいませ↓
レオンにメールする


スポンサーリンク